前回は
商品紹介動画の企画の立て方から考える!効果的に魅力を見つける3つの方法!
商材の魅力の見つけ方を解説しました。
今回は、ターゲットの決め方と視聴環境の決め方をご説明します。
ターゲットと視聴環境を設定すると線になります。
ここからどんどん動画制作の企画に深みが出てきます。
目次
ターゲットによって内容が変わる理由
ターゲットをしっかりと定めることは、後々の撮影編集方法にも大きく影響するのは、ターゲットによって受け入れられやすい動画の作り方があるからです。
視聴者の年齢によってカット変わりのスピードを変える必要があります。年齢層が高い場合は、あまり早いカットワークは好まれません。
逆に年齢層が低い場合は、早いカットワークにすることで引き込ませる効果があります。
しっかりとターゲットを決めましょう。
試聴環境を把握する
続いて、試聴環境を把握することが大切になります。
ターゲットがこの動画をどこで観るのかによって作り方が大きく変わります。
内容が同じだとしても、試聴環境によって作り方を少しずつ変えるくらいの気の使い方が必要です。
例えば、YouTubeを見るユーザーは広告を嫌う傾向にあります。
したがって、広告臭が強いものは試聴回数は伸びません。
展示会で流す映像を長いカットでつないでしまうと、どんどんお客さんを逃してしまいます。
短いカットワークでどんどん情報を与え、流れていくお客さんを捕まえる必要があります。
このようにまずは試聴環境を把握することが必要です。
より効果的なターゲティングと環境設定
いろんな組み合わせがあり、一概には言えませんが、マーケティングをすることが大切です。
ターゲットも20代女性としても、アイドル好きな女性もいれば、アニメ好きな女性もいます。
時代劇が好きな20代女性がいても変ではないです。
決めつけをせずに、柔軟性を持ってマーケティングをしていきましょう。
マーケティングの一例
前回の例で出した工業機器の販売動画を例えに、どのようにターゲティングし環境設定を決めればいいかを考えてみます。
ターゲットの大枠は、工場の機器導入の決済者です。
工場長や社長になります。
ターゲットのシルエットをつかむ
もう少し深く考えてみます。
工場の機器導入に対して、決済者に訴えることが一番早いですが、この機器が信頼を得ているものであれば、ターゲットの顧客から導入してほしいという要望を出してもらえることも可能です。
その場合、顧客もターゲットになります。
したがって、ターゲットの枠は、
① 工場の機器導入の決済者
② ①の顧客
②の可能性は低いため、①で考える方が効果が出ます。
ターゲットのプロフィールを汲み取る
次にターゲットのプロフィールを考えます。
・男性が多いだろう。
・40代、50代が多いだろう。
・決済者がさらに許可を得る人に対してプレゼンが必要だろう。
・理論的な資料を好むだろう。
・革新的なものを好むだろう。
・工場の利益UPが命題であり、仕事内容であろう。
などです。
「だろう」としたのは、確実な事は言えないですし、断定してしまうと取りこぼしてしまいます。
しかし、全体のパイとしては、今あげたような条件が当てはまる人が多いと推測できます。すると、動画を作る際の条件としては、
「しっかりと根拠や理由付けがあり、ある程度の革新的な動画」
となります。
逆算から考えるとわかりやすいです。
・感情やイメージに訴えるものではない。
・古臭い感じがするものではない。
・根拠のない断定はしない。
・広告的な意味合いが強すぎるものではない。
ここから考えると
「しっかりと根拠や理由付けがあり、ある程度の革新的な動画」となります。
ターゲットに合わせた最適な視聴環境
次にターゲットに一番見てもらえる視聴環境を考えます。
先ほどのプロフィールからどの視聴環境が一番見てもらえるかを考えます。
こちらも逆算や消去法などが手っ取り早いです。
・昼間のテレビは見ない。
・インスタグラムはしていないだろう。
・経済情報はチェックしているだろう。
・展示会は行っているが、交流会は行ってないだろう。
・YouTubeは見ることもあるかもしれないが、少ないだろう。
・フェイスブックは多用しているかもしれない。
などです。
予算があれば、ビジネスサテライトや日経新聞で取り上げてもらうのが一番手っ取り早いです。
しかし、その予算があればもっと他のことをしていると思うので、違う方法論を考えます。
結論から言えば、
・SNSで惹きつける映像
・何かで知った後に決済を決断させる映像
となります。
視点を変えれば、営業をする際に担当が説明前に観せる映像もいいかもしれません。
このようにターゲットを決めると、自然とそのターゲットがみる環境が絞られるため、どのような映像にするかが決まります。
ターゲットと視聴環境で線になった
この例えを見て、ターゲット選定と視聴環境の選定で点と点が線になったのがお分かりいただけましたでしょうか。
こちらはまだ企画前のマーケティングの段階です。
このようにしっかりと洗い出せば自然とどういった動画を作ればいいのか、シルエットが出てきます。
次に3つの要素と組み合わせて平面にしていきます。
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