前回は「点から線」になる瞬間の概要を説明しました。
今回は、「点」を多く見つける方法を詳しく解説していきます。
この点の多さが、作品を大きく成長させるかさせないかになってきます。
魅力の見つけ方についてお話ししますので、何か例を考えながら読んでみてください。
また、動画制作の企画の立て方みならず、コンテンツ制作全般にも言えることかと思います。
プロモーションするものの魅力の見つけ方
プロモーションするもの(商品や商材)の魅力の見つけ方は、いろんな角度で考えると見つけやすいです。
その角度はターゲットによって変わってきますが、まずは魅力をいろんな角度で見つけてみましょう。
どんな商品でも立ち位置や視点を変えれば必ず魅力が見つかります!
時間軸で魅力を見つける
プロモーションをするときは、時間を無視できません。何における時間かというと、ターゲットとその商材との時間です。
・ターゲットがその商材を購入(契約・導入)し、手にしている時
・ターゲットがその商材を購入(契約・導入)した後
の3点で考えると見つけやすくなります。
例)
最新の工業機器のプロモーションの場合。
ここでのターゲットは、中小企業の工場の機器導入の決済者。(社長や工場長など)
・導入前の魅力は、生産性工場が見込めるため、人件費削減を図れる。
・導入中の魅力は、生産性の向上。安全性の向上。人件費削減が可能に。
・導入後の魅力は、利益率がUPしたため、新規事業の着手ができる。
このように、3つの時間軸で考えると自然といいところが洗い出されます。
比較で魅力を見つける
こちらも時間に関連付けられますが、比較すると見つけやすくなります。
・競合他社との魅力的なところ(現在との比較)
・今後、十分に対応出来る能力があるところ(未来との比較)
同様に工業機器のプロモーションの場合。
ここでのターゲットは、中小企業の工場の機器導入の決済者。(社長や工場長など)
・従来の機器と比較すると消費電力の削減。1分あたりの作業数向上。ロスの削減
・競合他社製品と比較すると、安全性の確保。保守を手厚く行っている。
・時折、アップデートにも対応しているため、今後10年は十分に対応出来る。従業員が操作方法を新たに覚える必要がないため、教育時間の削減も可能になる。
これらの視点からでも商材の魅力を見つけることができます。先ほどの時間軸とはまた、別の視点での魅力が見つかりました。
ストーリーから魅力を見つける
また、ストーリーから魅力を見つけることも一つの手法です。
人間の心理として、理由や動機付けがあると親近感を沸かせることができます。
直接商材を購入(契約・導入)しなくても、好印象を残すことができます。
そこに社会貢献的要素を入れるようにしましょう。
気をつけるべき点は、誰もが感動する話かどうかです。
これがないとただの自己満足になってしまい、せっかく作っても不快感を与えかねません。
ただの苦労話ではターゲットは振り向いてくれません。
例)
同様に工業機器のプロモーションの場合。
ここでのターゲットは、中小企業の工場の機器導入の決済者(社長や工場長など)
ストーリーの主役は機器の開発者、テーマは開発における思い。
・開発者の父は、町工場を一人で営んでいた。
・怪我をしてしまい、仕事がままならなくなり倒産。
・人が介せずとも仕事ができるようになる機器を開発したい。
・町工場の経営者に取材をして、開発。
・いろんな人の思いが詰まった機器。
(全くの作り話なので、感動するかどうかは別にして)
こういったストーリーを聞くと、同じ状況にあったことがある人は心を動かされます。
機器を導入するかどうかは別にしても、好印象を与えることができます。
まとめ
例を出して解説をしましたが、様々な魅力がある製品だということがわかったはずです。
しかし、これは視点を変えてその商材を見たからわかったこととなります。
いろんな視点で、商材を捉え、見ていくことでより多くの魅力が見つかります。
比較で魅力を見つける
ストーリーで魅力を見つける
少なくともこれくらいの視点から魅力を探ってみてください。
そして、この魅力の多さが、作品作りにはかなり重要になってきます。
これをそのまま伝えればいいのです。
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